基本情報

FA化格差について

FA化格差とは

読んで字の如く、企業や業態によってのFA化の格差です。

一般的には大企業の方が進んでおり、中小・零細企業については遅れているという認識で

問題ないと思います。

自動車、医療、食品等進んでいる業態ではかなり成熟したものとなっており、

メディア等で紹介される最先端の技術でコレコレは作られている。みたいな感じで

本当に素晴らしいエンジニアの人達の努力の結晶である事は言うまでもありません。

先端を走る大企業がFA化を推進しているという背景には生産の効率化がもちろんあるとは

思いますが、やはり人手が将来的に足りなくなる。という問題を懸念している。

という事を考えているからだと思います。

そしてその問題は近い将来、中小・零細企業へも波及すると予測されます。

 

労働人口の不足

労働人口の不足は必ず、生産現場へ波及をします。

今まで繁忙期に雇用していたパートさん。

生産ラインを裏で支えてくれていた高齢の作業員さん。

これらの質の高い、比較的安価な現場人員の確保が難しくなるという事です。

生産はしたいけれども、人手が足りない。こういった状態では

生産現場では以下の対応が迫られる事となると予測します。

 

(対応1) 高い賃金で人材を募集し、生産する

メリット

現状のまま生産を行う事ができる

デメリット

高い賃金を払う必要がある

今後も賃金は高等傾向にある

 

(対策2) FA化し、少ない(現状の)人材で生産する

メリット

生産を効率化できる(可能性がある)

顧客のニーズに幅広く対応できる(可能性がある)

安心・安全な製品を安定して生産できる(可能性がある)

デメリット

初期投資が必要となる

良くも悪くも予算次第となる

 

労働人口の不足にどういった手を打つかは経営者次第ですよね。

 

FA格差の拡大

FA化の傾向格差は今後広がりを見せていくと感じています。

人手不足への対応を人員増でのみ対応している経営者の方達は

決して少数ではありません。

理由は単に予算不足という訳ではなく、FA化格差そのものが原因である事が多いです。

世の中の経営者の方達は決して人手不足に対しての対策をしていない訳ではなく

むしろ積極的にその対策を実施しようとしていると個人的には思います。

景気のいいタイミングで思い切って投資をして自動化装置を導入してみた。

という判断は多く見受けられますが、案外うまくゆく事は少ないです。

その為、過去の失敗をもとにやっぱり人手が一番。という判断になるのだと

思っています。

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